こんにちは
医療系フルタイムワーママのあさひです
医療に携わる私は、やはり医療系ドラマは結構好きです
有名な「ドクターx」やら「コウノドリ」などももちろん見ていたし
今のクールでいう「となりのナースエイド」も見てます
ドラマなのでつっこみどころ満載ですが、もう別物として見ています
そんな中で、現在私が気に入っているニッチな医療系ドラマについて紹介します
透明なゆりかご
もともとは沖田×華さんの漫画が原作らしいのですが
2018年にNHKでドラマ化され、
そして、先日再放送されたのを録画したものを夜な夜な見ています
(これを書いている今はNHKオンデマンドで見ることができるようです)
とある町の小さな産婦人科医院を舞台にしたお話なのですが
なぜ夜な夜な見ているかというと
産婦人科を舞台にしているけど、赤ちゃんが生まれる喜びが描かれているのはほんの一部で
人が死んだりして結構暗いし、非現実的な内容でなおかつ重たい内容も多くて家族に不評だからです
明るい妊婦生活を送りたい方は見ない方がいいけど、
こういうこと(不幸)も現実として起こりうるというのを知っておいた方がいいという方は見てみてください
主人公が感情に流されすぎないのがよい
先ほども書いたように、このドラマでは立て続けに不幸なことがでてきます
清原果耶さん演じる主人公の青田アオイは、看護師見習いなのですが
若い子にありがちな他人の感情に流されすぎたり、医療現場で現実から逃げたりなどの一面はあまり出てきません
赤ちゃんを出産後、お母さんが亡くなってしまうシーンも、
別の看護師さんはもう狼狽えて何もできず、その後も辞めてしまうのですが
何もできないなりに現実を見ようとしている姿勢があります
また、別のシーンでは、低酸素濃度で人工心肺で生きている危篤状態の旦那さんに赤ちゃんの声が聞こえるのかという
お母さんの質問に「聞こえない」と答えています
そこで空気を読んで、聞こえると言ってしまうのは短絡的ではあるのですが
医学的には聞こえないというのが大半だけど、
医学では説明できないところ何かの形で届けることはできるなどとポジティブに表現すべきなのだと思います
かといって、冷めているわけではなくて、
赤ちゃんを捨ててしまった高校生の気持ちを理解しようとしたり
彼女なりに患者さんやご家族のことを思いやる場面もあります
当たり前の幸せではない気づき
このドラマを見ると、出産が怖くなったりする面もあります
妊娠、出産=喜びとは一言では言えなくなります
しかし、このドラマを見ると命って尊いなあと感じずにはいられません
現実離れしていることもありますが、なかなか大事なことを教えてくれます
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